「ちょっといいホテルに、お得に泊まりたい」
そんなときにチェックしておきたいのが、新幹線とホテルがセットになった『EX旅パック』。その中でもEXダイナミックパックは、直前の時間調整がしやすく、総額最適を狙えるのが強みです。
今回は混雑を避けた旅を推奨する「ずらし旅」にもふれつつ、実際にニューオータニ博多にEXダイナミックパックで宿泊した体験をもとに、EXダイナミックパックの仕組み、注意点、予約戦略、時間帯の傾向などをまとめて解説します。
JR東海ツアーズが以下のお知らせを出しています。
・対象区間:東海道新幹線(東京〜新大阪)の「新幹線+宿」
・主な変更:EXダイナミックパックが当社最安値(※一部限定商品を除く)
・開始日:2025年9月28日「予約分」から
この記事は本ルールに合わせて更新済み(2025/10/14)ですが、最新の価格や条件は下記の公式サイトで必ずご確認ください。
JR東海ツアーズ公式(当社最安値の告知)
EXダイナミックパックとは?
まず、EX旅パックは、JR東海ツアーズが企画・実施する「新幹線+宿泊」セット商品の総称です。大きく分けて以下の2種類があります:
- EXダイナミックパック:空席・空室連動で価格が変わる動的プラン。時間変更の柔軟性と総額最適を狙いやすい。
- EXこだわりツアー:特定条件・内容があらかじめ決まっている企画商品
┗この中に「ずらし旅」が含まれます。ずらし旅は混雑を外してお得に組む考え方/商品。日程をずらせる人に強い。
「EXダイナミックパック」はJR東海ツアーズの専用商品ですが、日本旅行など他社でも委託販売されていることがあります(販売元:日本旅行/企画元:JR東海ツアーズ)。
EX旅パックの攻略法は、東京〜新大阪の「新幹線+宿」なら、2025/9/28予約分からはEXダイナミックパック起点でチェックが基本。そのうえで、在庫/限定商品/特典しだいでずらし旅も横見して総額・体験価値を比較すると精度が上がります。
筆者が博多出張にLCCではなく「新幹線+宿」を選んだ理由
実は今回福岡にいくにあたって、LCC+宿の方が新幹線より安くなるケースも検討していました(筆者は関西圏在住)。
ただ、LCCは変更・キャンセル不可だったり、「飛行機+ホテルパック」はANA/JAL系が中心で価格が下がりにくいのが現実。
対して、EX旅パックは改札入場前・発車時刻前なら列車の時間変更が無料で何度でも可(※EX予約会員(年会費1,100円)、スマートEX会員(無料)限定)。
今回の筆者のケースのように「予定が何時に終わるかわからない」時は、この柔軟性が決め手となりました。
さらに、タイミングによっては
“指定席代+1万円前後”で高級ホテルに泊まれるという驚きも。
▶︎ 体験記:ホテルニューオータニ博多 宿泊記はこちら
安くなりやすい時間帯の傾向(体験+比較)
価格変動型であるEXダイナミックパックは価格が「混雑状況」に応じて変動します。
筆者が何度も比較した体験から、以下の時間帯はお得になりやすい傾向があります:
| 時間帯 | 傾向 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| 朝7時台 | ビジネス需要が集中=高価格 | × |
| 10:00〜15:30 | 閑散帯で価格が落ちやすい | ◎ |
| 17:00〜18:30 | 帰宅ピークと重なり高騰 | × |
| 18:30以降 | 帰宅後の時間帯で値下がり傾向 | ◎ |
ホテルと合わせて考えるなら、「昼発→早めにチェックイン」や「夜発→最終便で帰る」のが価格面でも快適さでも一番おすすめです。ただし、7時台や17時台でも差額が0円や数百円の場合もあるので、まず一度確認してください。そして往復の列車、ホテルを全部確認してると時間かかっちゃうのでw、列車をだいたいの予定時間で押さえたのち、ホテルはおすすめ順ソートで見るのがおすすめです(その時のキャンペーン商品などもここに入ってるように思います)。
また当然ですが、30日前など早めに予約するほど安くなります(「早トク」)ので、早めに動くが吉です。
「ずらし旅」とは?|EXダイナミックパックとの違い
ずらし旅は、JR東海が提供する混雑回避型のキャンペーン。テーマパークへの入場券など体験クーポンがついているのも特徴です。
特定の条件下で新幹線+宿泊を組み合わせた「EXこだわりツアー」の一部として提供されます。
| 項目 | EXダイナミックパック | ずらし旅 |
|---|---|---|
| 価格 | 変動制(混雑に応じて上下) | 固定価格+地域の体験クーポン付き |
| 対象 | 自由に列車・ホテル選択可 | 特定ホテル/列車/時間帯指定 |
| ホテル数 | 多い | 限定的 |
| 列車数 | 限定的~すべて 以下のように複数の商品タイプがあり、価格もタイプによって異なります。 商品タイプ例: EX旅A(全列車予約可能) EX旅トク(列車や販売席数が限定的) | 限定的 |
| キャンセル料 | 20日前から発生 | 20日前から発生 |
筆者は価格だけで見れば「ずらし旅」の方が安いと感じることが多く、まずはずらし旅をチェックして、希望する宿や時間帯がなければダイナミックパックを見るという順で使い分けています。
- 2025/9/28以降、東京〜新大阪+宿はEXダイナミックパックが“当社最安値”(一部限定商品除く)。JR東海旅客鉄道
- ただし、東京〜新大阪「以外」や、限定商品・在庫・クーポン重ね掛けによっては他商品が有利なケースもあるため、実検索で比較は継続。
- ずらし旅は“オフピーク日程×特定特典”で価値が出る場面がある(体験価値・特典含めた総合メリットで判断)。
予約・変更・キャンセルに関するQ&A
【要点】 列車の時間変更は同一商品内なら出発前まで何度でも可能だが、それ以外の変更はパッケージの取消(キャンセル)/変更となり制限がある。
- 宿泊先の変更は可能?できません。キャンセル+新規予約が必要。
- 日程変更はできる?できません。キャンセル+新規予約が必要。
- キャンセル料はいつから? 目安として出発20日前まで無料、以降は所定の取消料。
- 列車の時間変更はできる? 発車前・改札入場前なら、同一商品タイプ(例:「EX旅トク」など)の条件内で“無料で何度でも”時間変更(変更先が発車4分前を切る等の制限あり)できます。
- 途中下車できる? 予約区間内の途中乗車・途中下車は取り扱いあり。ただしIC/QRが使えないケースがあり、未使用区間の払戻しはありません(一部特例あり/商品規定を要確認)
- 乗り遅れたら自由席なら乗車可能? EX旅パックは「予約した列車の指定席に限り乗車可」。後続含め他列車(自由席も)には乗れません。乗り遅れたら買い直し等の対応が必要です(駅係員へ相談)。乗り遅れそうになったら何度でも変更できる利点を活かして、先に乗車時間の変更をしましょう。
注: 価格・条件・取扱は変更されることがあります。最新の公式案内・商品ページで必ずご確認ください。
👉よくあるご質問(公式)
”お得”な予約のコツとタイミング戦略
“お得”の近道は、(1)東京〜新大阪はEXダイナミックパッケージを起点に、(2)オフピーク日はずらし旅も横見、(3)早トク→20日前再チェックの3点がおすすめです。
- ✔️30日前にEXダイナミックパックで「早トク」対象の宿泊プランをまず予約
- PCサイトだと「早トクスペシャル」宿泊プランに絞り込むという絞り込み条件がでてくるので楽ちん
- ホテルはかなり限定されている感があるが、たしかに安いかも
- 年末年始・GW・お盆には設定なしなので注意
- ✔️ キャンセル料がかかる20日前までに日程を再チェックし、変更になった場合はダイナミックパック/ずらし旅/LCC等と比較して最終決定
- ダイナミックパックの「EX旅トク」という乗車日30日前から前日までの席数限定のお得商品があり
▶予約するときには絶対N700Sを選んで!解説記事はこちらから↓:
新幹線はN700Sを選べ!東京〜博多の出張女子向き電源も快適さも全部叶う【S Work車両解説付】
まとめ|「ひとつ上のステイ」をお得に叶えるために
高級ホテルへの宿泊を現実的な選択肢にしてくれるEX旅パック。
自由度の高いダイナミックパックと、コスパ重視のずらし旅。それぞれの特徴を活かせば、「予算を上げずに満足度を上げる旅」が可能です。
ぜひ、あなたの旅の目的やスタイルにあわせて、予約の選択肢に加えてみてください。
注記:価格・適用条件は随時変動します。必ず最新の公式条件をご確認ください。
https://travel.jr-central.co.jp/plan/tokushu/dp/?top-static



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