アパホテル&リゾート〈両国駅タワー〉宿泊記|大浴場・最上階プール・夜景で“こもれる”都心リゾート

上野・浅草・神田

JR両国駅西口から徒歩3分。相撲絵に彩られたアーケードを抜けると、国技館の向こうに31階建ての巨大タワーが出迎えてくれる――それが「アパホテル&リゾート〈両国駅タワー〉」。
大浴殿や最上階プール、夜景ラウンジなど“アーバンリゾート”をうたう大型ホテルです。今回はお盆ど真ん中(2025/8/11)にシングル・素泊まりで滞在(なぜか出張(涙))。混雑ゆえの課題もありつつ、機能的な客室や広い大浴場、最上階の開放感など、都心で“こもる”休日のヒントを持ち帰れました。


基本情報

ホテル名:アパホテル&リゾート〈両国駅タワー〉
所在地:東京都墨田区横網1丁目11-10
最寄駅:JR総武線「両国」西口徒歩3分/都営大江戸線「両国」A3出口徒歩4分
チェックイン/チェックアウト:15:00/10:00(プランにより異なる)
公式サイトアパホテル&リゾート〈両国駅タワー〉 公式サイト
平均的価格帯(参考):8,000〜20,000円(素泊まり・1名・平日/時期変動)
地図Googleマップを開く
メモ:客室数は全1,111室の大型タワー型。露天風呂付き大浴殿(B1)、31Fプール・ラウンジ、館内ローソンなど、館内完結しやすい設備が充実。

アパホテル&リゾート両国タワーの正面ドア

アクセス:観光拠点にも“駅3分”の安心感

JR総武線「両国」西口から徒歩3分。国技館の脇を抜ける動線はわかりやすく、初めてでも迷いにくい立地です。都営大江戸線「両国」A3出口からは徒歩4分。浅草・上野・秋葉原・東京駅方面にも動きやすく、観光と出張の“ハブ”として優秀。チェックイン前に江戸東京博物館(休館情報に注意)や甘味処でひと息→ホテルで汗を流す、の“ゆる旅”にも好相性です。

奥に見えるのが今回泊まったアパホテル&リゾート両国タワー。JR西口から出ればまずどんな人でも迷わない(笑)

チェックイン:お盆は大行列。時間と導線の工夫が鍵

15:00の開場直後は“ピーク”。6台の自動チェックイン機に30名以上の列ができ、完了まで約15分。1,111室規模ゆえ、特に繁忙期は到着時刻の前後ずらしや、先に荷物を預けて館内へ向かうなど、時間のゆとりが快適度を左右します。今回は事前に電話でプール予約(15:00〜16:00)をしていたので、チェックイン機でチェックイン後、対面のフロントでプールのロッカーキーを受け取り、いったん客室には立ち寄らず31Fへ直行。ちなみにチェックインする前にプールを利用することはできませんのでご注意を!

エレベーターはB1~17Fの中低階用3基、18F~31F用3基の計6基あるものの待ち時間は長めでした(混雑期の所感)。

帰りに撮った写真。おそらく普段はこんな感じなんだと思いますが、15時のチェックイン開始時間はここに3列に蛇行した列ができておりました。
エレベーターホールからみた正面玄関
2Fのローソン奥の休憩エリア。ここには風神・雷神がw

スタッフさんの捌きは丁寧で、案内の声かけもこまめ。とはいえ大箱ホテルの宿命で、ピーク時間帯の“列”は避けにくい印象。女性のソロ泊なら、圧に飲まれない導線づくり(「先にプール」「まず大浴場」「ラウンジで時間調整」など)を決めておくと気疲れしません。館内コンビニ(2F)やキッズエリア、相撲モチーフのラウンジが点在し、待ち時間も退屈しにくいのは◎。

ローソンの横にも錦絵が

お部屋:11㎡でも“足りる”。機能美のアパ標準が強い

今回の客室はシングル(11㎡)。ベッド幅140cmで、羽毛デュベ&2種類の枕。50型TVはVODが200タイトル見放題(無料)で、ミラーリングも対応。枕元はコンセント×4+USB-A、空調はナノイーX搭載、遮光・断熱カーテンで朝の眩しさもシャットアウト。シャワーヘッドは“ボリーナ ワイドプラス”で肌あたりやさしめ。冷蔵庫にミネラルウォーターのサービスがあり、パジャマとアメニティも客室内完備。11㎡でも“居心地が整う”のがアパの強さです。

これ以外にベッドの右手にもコンセントがあります。

今回はホテル側のご厚意で、アパが推す「グッドスリーププラン(DENBA空間)」体験ルームにアップグレード。ベッドの下にDENBA Healthの専用マットを敷設し、Cloud Fitの寝心地と組み合わせて“よく眠れる空間”を作るコンセプトです。実際、夜に館内を巡るつもりが、気づけば深く眠ってしまい計画変更(笑)。科学的メカニズムは公式解説に譲りますが、「翌朝スッと起きられた」のは確かで、ロングステイの質が上がる手応えがありました。

女性目線の“安心スイッチ”としては、エレベーターのカードキー認証(宿泊階のみ停止)や、ベッドサイド集中操作、ベッド下収納など。

またテーブルも大き目でお茶をいれて、書類を横においたとしても十分にパソコンを広げるだけのスペースがありました。コンセントの机にもコンセントが当然あるので、充電にも困らないですしね。

「必要な機能が手元にまとまる」「ムダに動かなくていい」動線は、ひとり時間の心地よさに直結しますよね。


大浴場:B1「玄要の湯」。広さと多彩な湯船で“ととのう”

地下1階の大浴殿「玄要の湯」は、広い内湯に“準天然光明石温泉(人工温泉)”を導入。マイクロバブル湯や打たせ湯、陶器風呂、露天エリアも備え、都会のど真ん中で“湯浴み旅”が完結します。露天は外光が差し込む形で(=天井にほぼ覆われている)、抜け感はやや控えめですが、浴槽のキャパに余裕があり、体感としては「混んでいても入れる」。湯温のチューニングもよく、長湯しやすいのが印象的でした。

女性露天風呂(画像は公式サイトより引用)
つぼ湯(画像は公式サイトより引用)

浴後は、最上階のラウンジや客室で一休み→夜景を見に再訪、の2セット運用もおすすめ。東京で“こもる”滞在の作り方は、24時間こもれるホテル特集でも詳しくまとめています。静かな休息重視の方は、館内混雑が落ち着く“夜更けの大浴場”も選択肢に。


朝食:今回は利用なし。レストランの雰囲気は“明るく開放的”

今回は素泊まりのため朝食は未利用ですが、4Fビュッフェ「ラ・ベランダ」は陽光が差し込む明るい空間。「THE BREAKFAST 美味しいアパの朝食 60種類以上の和洋ビュッフェ」として、力を入れているようです。
・レストラン ラ・ベランダ(公式サイト)
https://www.apahotel.com/hotel/shutoken/tokyo/ryogokueki-tower/restaurant_01/menu/2/

レストラン ラ・ベランダ(画像は公式サイトより引用)

口コミを見る限り、女性のソロ泊視点だと、人の少ない時間帯を狙うなら平日の遅めスタートが有利のようです。静けさ優先派は、客室で軽く済ませて、チェックアウト後にカフェでブランチもあり。両国近辺はレトロな喫茶店もありますので、そちらもおすすめなのですが、個人的には両国駅南口駅前の
・そば・うどん「文殊」(食べログ)
https://tabelog.com/tokyo/A1312/A131201/13081593/

というお蕎麦やさんで天婦羅そばを食べるのが好き。レトロな店構えでかき揚げそば500円(かけそばなら380円!)と超リーズナブルなのにおいしいですよ!春菊天がおすすめです。


最上階プール&ラウンジ:眺望◎。遊泳は有料・時間制、テラスは無料

31Fの屋外プールは“時間制・有料”。2025年シーズンは7/4〜9/21、1部9:00〜19:00/2部19:00〜22:00で、平日2,000〜2,500円、土日祝2,500〜3,000円(1時間/大人)という料金設計です。テラス(ラウンジ)としての入場は無料で、風に当たりながら夜景を楽しむ使い方も。(※最新の営業情報・料金は公式の告知ページを必ずご確認ください)

今回のロッカーは簡易タイプで、個人的にはやや黴臭さを感じたのが惜しい点。とはいえ混雑時間帯を避けられれば、眺望とチェアの寝心地で“勝ち”。夜のライトアップ時間にラウンジだけ楽しむのも手軽で満足度が高そうです。

夜のネスカフェプール(画像は公式サイトより引用)
夜のネスカフェプール(画像は公式サイトより引用)
昼のネスカフェプール
昼のネスカフェプール

まとめ

お盆の真っただ中という特殊環境での滞在でしたが、大規模施設ならではの設備の豊富さ、豪華さを味わうことができました。そのうえで・・・ですが、以下3点は気になった点として、参考にしてください。

繁忙期の列:チェックイン、エレベーター、朝のチェックアウト動線は“列に並ぶ時間”が発生。時間を前後にずらす、あるいはラウンジでのんびり過ごすなど、15時前後で立ち寄る場合はご注意ください。導線設計で快適度が変わります。
プールまわり:ロッカーの匂いなど衛生面の微調整はホテル側に期待。遊泳は「1時間あたりの体験価値」と天候・時間帯の見極めが大事ですね。人数制限はあるのでゆっくりは過ごせます。夜のプールサイド利用のほうが大人はいいような気がするな。
露天風呂の抜け感:外光主体で露天風呂の開放感は控えめ。ただしキャパに余裕があり、座れる・浸かれる安心感は高い。

さて、今度はどこのアパホテルに泊まろうかなw

コメント

タイトルとURLをコピーしました