山手線・京浜東北線が交差し、新幹線や在来線がひっきりなしに行き交う田端駅。その高台に位置する「Tabist 東京シティビューホテル」は、まさにトレインビュースポットの隠れた名所です。こじんまりとした客室ながら、屋上からの絶景や予約制の人工ラジウム温泉が魅力。静けさよりも鉄道の臨場感や夜景を楽しみたい一人旅や出張にぴったりの宿をご紹介します。
基本情報
ホテル名:Tabist 東京シティビューホテル
所在地:東京都北区田端新町2-27-7
最寄駅:JR山手線・京浜東北線 田端駅 北口より徒歩約3分
チェックイン/チェックアウト:15:00/10:00(プランにより異なる)
公式サイト:公式サイト
平均的価格帯(参考):6,000〜9,000円(素泊まり・1名・平日)
地図:Google マップ

アクセス:田端駅南口から坂を1分、映画の舞台にもなった坂道を登る
南口のレトロな趣の小さな改札を出て緩やかな坂を上がって1分でホテルに到着。実はここで登る坂道は新海監督の映画『天気の子』で舞台となった場所なのだそうです。

道中、眼下に広がるのは田端駅と複数路線が並走する鉄道風景。山手線・京浜東北線に加え、秋田・北陸新幹線や高崎線も通るため、昼も夜も“動く夜景”が楽しめます。


チェックイン:多言語で丁寧、アメニティバーと無料ドリンクがうれしい
フロントはコンパクトで清潔。スタッフは外国籍中心ですが日本語・英語ともに丁寧で安心です。右手のアメニティバーには化粧水・乳液・クレンジング・洗顔・綿棒・ボディ用タオルなどが男女別に整然と並び、フェイスパックまで揃います。
チェックイン時にもらうコインで館内自販機のドリンクを1本無料に。移動後の乾いた喉を潤せる、地味にうれしい特典です。

お部屋:11㎡の超コンパクト設計と迫力の線路ビュー
利用したのはシングル(素泊まり)。客室は11㎡でベッド横の通路は一人が通れる幅ですが、ベッド下に約30cmの空間がありスーツケースを収納可。限られた面積でも動線を確保できます。
部屋自体は淡いブルーグレーの壁に白い天井で清潔で落ち着いた感じがしました。
32インチ?の薄型テレビが壁に取り付けられており、テーブルなどの設備はないため、この部屋ではほぼベッドの上に座って過ごす感じですw


ただテレビのリモコンにhulu, Netflix、prime video, AMEBA, YouTubeなどのボタンがついており、簡単に視聴できるようになっているので、ゆっくり動画をみながらベッドで過ごす一日も悪くないのかもしれませんね。
パジャマも上下セパレートタイプで、簡易的なものではなく少し厚みのあるしっかりした素材のものでしたので、1枚でそのまま大浴場に行けました。

線路側の客室では、窓から山手線や新幹線が迫力満点で駆け抜ける様子を望めます。音はそれなりに入りますが、眺望のワクワクが勝つ方には最高のロケーション。スカイツリービューも楽しめます。
1フロア10室のうち7室が線路ビューのはずなので、お部屋の窓から電車を眺めたい方はぜひ予約時に確認(シティービューという表記がある部屋が線路が見える部屋)orリクエストをしましょう。部屋によっては列車のアートが楽しめる部屋や畳敷きの部屋もあるようですよ。
でももしトレインビューの部屋が取れなくても安心してください。このホテルには屋上にルーフトップテラスという素晴らしい場所があるのです!!!!
ルーフトップテラス:夜景×トレインビューの圧巻コラボ

屋上のルーフトップは田端駅の線路群を見下ろせる特等席。山手線・京浜東北線・新幹線・高崎線が次々と行き交い、遠くにはスカイツリーや都心の夜景。時間を忘れて見入ってしまう没入感でした。
満月の夜はレールの反射と車両のライトが重なり、唯一無二の“動く夜景”。出張の疲れも吹き飛ぶご褒美時間です。

動画では、屋上から見える線路全景と通過音の迫力を収録。現地の臨場感をそのまま感じてください。※再生が重い場合はWi‑Fi環境推奨。
補足:ルーフトップにいくにはフロントにお願いしてエレベーターを最上階に止めてもらう必要があります。混雑状況で案内が変わる可能性があるので、チェックイン時に確認を。
あと、この景色をみる前にフロントでビールを購入することを個人的にはおススメします。ルーフトップテラスで「ぷはぁーーー」は最高です!!



大浴場:30分予約制の人工ラジウム温泉、隣にジム&ランドリー
1階の人工ラジウム温泉は30分刻みの予約制(同時最大2名)。最初「30分ってずいぶん短くない?」って思ったけど、意外とひととおり済ませたし、むしろ並んで待つとかがなくていいのかも。
浴槽は約1.5m四方で洗い場は3席。開閉できる窓から外気を取り込め、短時間でもしっかりリフレッシュできました。小さな貴重品入れありですが、衣類をいれられるようなロッカーはありません(籠はあります)。



浴室の隣には無料のトレーニングエリアとランドリーを併設。この規模のホテルにしては広めのトレーニングエリアですね。
出張中の運動や連泊の洗濯にも便利です。
朝食:口コミでは軽食中心でコスパ良好
今回は素泊まりのため未利用ですが、口コミでは「パン・ご飯・サラダ・ドリンク中心の軽朝食で手頃」との声が多め。
この朝食エリアからは目線の高さで列車の行き来が見られるため、昨晩の鉄道ビューの余韻に浸りながらまた朝も見入ってしまいそうです。


朝食付きプランは宿泊料金に+500〜1,000円程度の追加で用意される日も。早朝から動きたい出張の朝にはおすすめです。
気になった点も正直に
客室は狭めで、大きなスーツケースを広げる余裕は少なめ。線路側は通過音がしっかり届くため、静寂重視の方には不向きです。一方で“ライブ感のある鉄道ビュー”を楽しめる方には唯一無二の体験になります。
まとめ:非日常のトレインビューで気分転換する田端ステイ
満月の夜、屋上テラスから眺めたスカイツリーと列車群は忘れがたい光景。田端の高台に立つ「Tabist 東京シティビューホテル」は、夜景と鉄道の臨場感を味わえる“体験型”の一軒です。あぁ、また泊まりたい・・・。
静けさ優先の方は、参考に静かに眠れるホテル特集もチェックしてみてください。
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